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【毒舌独女】あなたの隣のお塩先生

目を開けたままで、塩分高めの寝言を抜かす。
そんな人が、この世に存在する。

案外、あなたの隣にも居るかも知れない。

日本代表は押尾学こと、お塩先生

彼以上に大声で寝言を叫べた者は居ない。

レム睡眠時に起きるアレと現実がゴッチャ混ぜ。
本人も、何が真実なのか判らなくなっているのでは。

「ジミヘンが俺のライブに来たんだよ。夢の中で、しかも3回も」 (『押尾学語録』より)

重症だー!


人前で演奏したり、演じたりする人物は、自己愛が強くないとやっていけない。
これは皮肉ではなく、本当のコト。
自分が好きじゃないと、自分の演奏や演技に最終的な自信が持てないのだ。

ただ、この自己愛と併せて、客観性が無いと、プロとして失格。
他人からの視線を意識してこそ、プロ。
この兼ね合いが難しい。疲れる。

お塩先生は、自己愛と客観性のバランスが極端に自己愛に傾いている。
だから、今は「元」芸能人

これを教訓に、目を覚ますナルシストが増えるといいな。

なーんて奇跡は起ころう筈も無い。
他人から学ぶことは決して無いのが、自己愛に満ちたヤツだった。

「金とか名誉とかメジャーとか関係ない。本当の音楽さえあれば生きていける。

この『押尾学語録』に収められてそうなお言葉を発したのは、どこにでも居る一般人。
肩書きは、某大手スーパーマーケット青果部門アルバイト、自称ミュージシャン

お塩先生が散々バカにされている最中、同じような塩分高めの寝言をほざく。
「オレは違う!」と思っているから。

お金がないと生きていけないって判っているから、バイトしてんじゃないの。
ってツッコミは面倒なのでしない。

この自称ミュージシャンくんは、プロになる為、路上でスカウト待ち
いつまでたっても、夢見るお年頃。現在、27歳。

まだ引き戻せる年齢だ!目を覚ませ!

「あー、こういう連中は一生目を覚まさないっすね」

アシスタントのとみ緒(仮名・当然女子)は、一時期、音楽業界に身を置いていたので、自称ミュージシャンの生態に詳しい。
デモテープを聴いていただく立場なのに、尊大な態度を取るバカも何度も目にしてきた。

「本当の音楽ってのをご披露しますよ」 (自称ミュージシャンのお言葉)

マジで、こんなコトを言うヤツが居るんだ。スゲー。

ねぇ、お塩先生もそうだけど、何で自己愛の塊ミュージシャンって「本当の音楽」って言葉が好きなんだろうね。
そもそも、「本当の音楽」って何なのよ。とみ緒、教えてくれ。

「日本語訳にすると、究極の独りよがり

何とも判りやすい解説。ありがとう。


「オレの音楽を認めないヤツはバカ、いつか本物の耳を持つ人が現れるだろう
こう考えるのが自称ミュージシャンの特徴。現実から目を逸らしまくっているね。

結果、何も得られないまま年齢だけ重ねる。

「オレにとって、ギターが全てなんだ」 (自称ミュージシャンのお言葉)

ギター以外取り得も財産も無い、男のお言葉。
それを直視したくないから、何となくカッコイイことを口にする。


自称ミュージシャンの寝言を分析していると、お塩先生も彼らと同じく、見たくない現実があったように感じられた。
『押尾学語録』を始めとする妄言は、彼の理想だったのかも。
でも、得られないから、夢の中に逃避した。その手段として、麻薬を使用した。

夢の中だけが、彼の生きる場所。麻薬を悪と思わなかったのは、ある意味、当たり前だった。

可哀想な人だね。気の毒だ。もう過去の人だけど。


「華々しく散るよりも、醜くても最後まで咲いていたい」 (『押尾学語録』より)

いやいや、十分醜態を晒してますから、そろそろ散ってください。
あ、でも、これからも裁判を楽しみにしています。

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

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