超簡単レシピで、目指せヘルシー&キレイ!「缶詰deゆる薬膳。」
薬膳と聞くと、「健康には良くても、苦くて食べにくそう」「作るのも難しいのでは?」とつい思ってしまいがち。
でも、そんな薬膳のイメージをガラリと変え、今話題になっているというレシピ本があります。タイトルは、ズバリ「缶詰deゆる薬膳」(宝島社刊)。
身近にある缶詰を使うことで、どんなに多忙で無精モノの女子でも、様々な美容や身体のトラブルに対応した薬膳が作れちゃうなんて、本当ですか?!
缶詰を使えば誰にでも作れる、究極のお手軽薬膳
実は、日本は缶詰に非常に恵まれた国。魚介、肉、野菜、フルーツなど多種多様な種類があり、安いものから贅沢な価格のものまで、それこそコンビニでも簡単に手に入れることが出来ます。
新鮮な状態で封がされており、鮮度も栄養価も高いまま、好きなときに使うことが出来るなどのメリットが改めて注目され、現在、ブームの兆しを見せているのが日本の缶詰なのです。
そんな缶詰に、中国の伝統医学・薬膳の理論からフォーカスしたのが、今回ご紹介する「缶詰deゆる薬膳」。
著者は、国際中医薬膳師の資格を持ち、暮らしの中で手軽に取り入れられる薬膳を普及するため、人気薬膳アテンダントとして活躍する池田陽子さん。
薬膳では、すべての食材に体に働きかける効能があるとされており、よって、缶詰でもきちんとその素材の効能は美容や身体のトラブルに役立つのだそう。
池田さんはこの本で、缶詰の持つそれぞれの効能を紹介するとともに、さらに食材を「ちょい足し」することでその効能をアップさせた、美味しいレシピをたくさん紹介してくれています。
しかも、レシピの調理時間はすべて3~15分以内!
薬膳を得意料理に加えられるなんてちょっと自慢だし、それが缶詰を使って短時間で出来て、健康と美容にも効くという、良いことずくめな1冊なのです。
美容、健康など気になる症状ごとに、役立つ缶詰を紹介
火も包丁も使わなくてOKというズボラレシピもある、忙しい女子にぴったりの本書ですが、そのレシピの持つ効能に間違いはありません。
ここで、実際に掲載されているものの中から、いくつかをご紹介しましょう。
★「ホタテ缶」で乾燥肌・シワ消し「体内ローションパック!」
★食べる強力マッサージ機「カニ缶」で、肩こりをもみほぐせ!
★「みかん缶」いやしケアでストレスを吹き飛ばす!
★食べる目薬「アサリ缶」で疲れ目解消!
いきなり身に覚えのある症状がズラリ。
そんなお馴染みの悩みが、「サバ缶」や「ホタテ缶」など、どこででも手に入れられる缶詰を使って改善出来ることに驚かされます。
他にも、Beauty編、Health編、Mental編に分け、肌荒れや冷え、ダイエットなどの症状に合ったレシピが、楽しく元気になる文章とともに数多く紹介されています。
ササっと作れるヘルシーなおつまみなどは、マスターしておくと、いざというときに男性の心も掴めそう!
女性にとって本当のキレイは、体の内側から。無理なく、ゆる~く続けられる「缶詰deゆる薬膳」で、不調を吹き飛ばし、ますますパワフルな毎日を過ごしてみませんか。
書籍概要
タイトル:「缶詰deゆる薬膳。」
著者:池田陽子 発売日:2012年6月22日
発行:宝島社 価格:1200円+税
著者略歴
池田陽子/薬膳アテンダント。立教大学卒業後、出版社で女性誌などの編集を手がける。国立北京中医薬大学日本校に入学し、国際中医薬膳師資格取得。薬膳の提案、執筆活動を行う。ラジオ、雑誌などメディアに多数登場。著書に『ゆる薬膳。』(日本文芸社)。(http://yakuzenyuru.jugem.jp)