顔のかゆみにご用心！「花粉肌」のメカニズムと対処法

鼻がムズムズ、目がシュパシュパ……暖かい日が増えてくると、花粉症の女子には辛い毎日ですよね。しかしこれだけで済まないのが花粉の手強さ。お肌の調子がよくないなと感じたら、「 花粉肌 」かもしれませんよ。そこで今回は、「 花粉肌 」のメカニズムと対処法をご紹介します。

「 花粉肌 」とは？

花粉が飛び始める今くらいの時期に、顔のかゆみ、吹き出物、肌荒れなどの症状が現れるのが「花粉肌」。花粉症ではない人の肌にも症状が現れるので、「花粉肌」の自覚がないことも多いと言えます。

さらに今は、季節の変わり目で肌のダメージが高まっている時期。乾燥などのせいと思って原因を間違えたままケアすると、いつまでも治らないどころか悪化してしまう可能性もあるのです。

どうして「 花粉肌 」になるの？

そもそも花粉症とは、スギやヒノキの花粉が原因となるアレルギー性の病気。体内に花粉という「異物」が入ると、それを排除するためにくしゃみや鼻水が出るのです。しかし自然界にある花粉は、本来異物ではありません。それを異物と判断するということは、体の免疫力が低くなっているからなのです。

そして季節の変わり目であるこの時期は、乾燥や紫外線などでダメージを受けやすくなり、お肌の抵抗力も決して高いとは言えません。そのような状態の肌に花粉が付着すると、肌が「異物」と判断し、突然アレルギー反応を起こしてしまうのです。

「 花粉肌 」の対処法は？

まず大切なのは、春先のこの時期は「花粉肌かもしれない」という疑いをしっかり持つこと。そして、かゆみや赤みなどが目立ち、普段のケアで治らないなら「花粉肌」対策をしっかり取ってください。

具体的には、4つの方法がおすすめです。

1.油分少なめのファンデ　

まずは、花粉が顔に付着しないようにすることが大切です。油分の多いファンデーションは控えてください。

特にパウダーファンデーションはNG。乾燥で水分を蓄えにくくなっている肌を悪化させてしまうので、ミネラルファンデーションやBBクリームなど、保湿効果の高いものを使いましょう。

ちなみに、メイクをしないのも逆効果。肌に直接花粉が付着してしまうので、メイクでバリアを作るようにしてください。

2.顔に掛からないような髪型に

メイクはもちろんですが、髪型にも気をつけるとベター。花粉は、肌だけでなく髪にも付着するからです。もしおでこに症状を感じるなら、下ろした前髪に付着した花粉が原因かもしれません。

特に危険なのはロングヘア。髪を下ろした状態は付着面積が広まりますし、顔に触れる回数も多くなってしまうからです。

長い髪でもアップスタイルにすれば、髪が顔にかかることもなく、コンパクトにまとめれば付着面積も小さくできます。イメチェンも兼ねて、短めの髪型にしてしまうのも手ですよ。

3.新しい化粧品は試さない

肌の調子が悪くなると、ベストな方法を見つけるために様々な化粧品を試したくなるもの。しかし、肌の抵抗力が下がっている時に行うのは、オススメできません。

この時期は、ぬるま湯洗顔で肌を清潔に保ち、刺激を与えないこと、そして保湿することを最優先にケアしましょう。

それ以上に大切なのは、生活習慣をきちんと整え、栄養と水分をしっかり取ること。肌のターンオーバーを促すことで代謝がアップし、治りが早くなりますよ。

なかなか改善が見られないなら、皮膚科に行くのがベスト。春本番に向け、お肌の準備もしっかり整えてくださいね。

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