生活習慣がカギ！大人ニキビの原因と正しいケア

プチッと肌にニキビがあると1日中憂うつな気分になってしまいますね。でもニキビはよくある肌トラブルのひとつ。原因はアクネ菌ですが、皮膚の常在菌のひとつで、肌のバランスを保つ上で必要な菌だったのです。

アクネ菌は、肌からなくしてしまうことができません。若い頃のニキビと同じだと思ってケアすると悪化してしまう可能性が。では、どうやってケアをすればいいのでしょうか？

思春期ニキビ

10代のニキビと大人にニキビの大きな違いは「できる場所」です。思春期のニキビはおでこや両ほほにできます。思春期は大人になるためのホルモン分泌が活発になりその影響で皮脂が過剰にでることが原因です。

思春期ニキビであれば、余分な皮脂を洗顔で落とし、清潔にして保湿などのケアが大切になります。また、市販のニキビ用のケア製品でよくなることも。思春期ニキビは防ぐことが難しいのですが、大人になると自然に治ります。

大人ニキビ

乾燥肌でもできてしまう大人ニキビ。口のまわり、唇の下やあごのまわりに出来やすいという特徴があります。思春期ニキビは皮脂の過剰ですが、大人ニキビは「乾燥」や「ストレス」も原因に。

大人ニキビは、睡眠不足、食生活、便秘などで肌のターンオーバーがうまくいかずに角質が厚くなり、毛穴がつまって出来たもの。詰まった毛穴の皮脂をアクネ菌がえさにして増殖し、その結果ニキビになります。

大人ニキビの正しいケア

大人ニキビのケアに、思春期ニキビ用のせっけんや化粧品を使うと肌を乾燥させてしまいます。原因がまったく違いますので、必要な皮脂までとってしまい悪化させることも。

正しいケアは、低刺激性のせっけん洗い、化粧水、乳液を使って肌を保護すること。ニキビをつぶすのは、皮膚を傷つけ、さらに化膿させ、顔に跡が残ってしまうのでやめましょう。

ノンコメドジェニックというアクネ菌を増やしにくい油分を使った製品もありますので、それを使ってみてください。

大人ニキビをつくらないための生活習慣

大人にニキビはストレスが大敵。また、睡眠不足は肌の免疫力を下げ、肌のターンオーバーがうまくいかい原因に。肌の免疫力が下がると、角質が剥がれず厚くなり、毛穴を塞いだ結果、アクネ菌が繁殖します。

甘いものばかり食べる、お酒の飲みすぎなどにも気をつけましょう。そして、意識して肌の炎症を防ぐビタミンB群を取りましょう。主なビタミンB群は、肉類、しゃけ、まぐろ、かつお、さんま、牛乳、ヨーグルト、卵など。ちなみに「うなぎ」や「レバー」はビタミンB群も、皮膚を正常に保つビタミンAも含まれています。

肌の免疫力を上げるビタミンCは、野菜や果物から取れます。毎日野菜を食べれば、便秘も予防できます。

秋から冬はとくに乾燥が気になり、肌を守るバリア機能が落ちる季節ですので、特に注意したいもの。もし、大人ニキビが出来たら「触らない」「洗い過ぎない」「よく寝る」「ストレスをためない」「食生活を見直す」などをしてみてくださいね。