排卵期に飲むとセックスマシーンに!?「お酒とセックス」基礎知識
お酒を飲んだあとで、セックスをする機会も多いですよね。ですが「失敗してしまった」という経験はありませんか。
スポーツをする前に、お酒を飲むのはいけないという話は耳にします。では、セックスの場合はどうなのでしょうか。気になるお酒とセックスの関係をチェックしてみましょう。
お酒とセックスの「本当の関係」を解説
お酒が入るとセックスがしたくなる……そんな女性も多いと思います。なんだかいつもより大胆になって、自分から誘ってしまうこともある、なんて人もいるでしょう。
それには「酔ってるから、理性がうまく働かない」という理由もありますが、お酒を飲むとセックスをしたくなるのはそれだけが原因ではありません。実はお酒には直接、性欲に働きかける効果があるのです。
具体的に、お酒の効果を説明しましょう。まず、お酒を飲むと心拍数がアップします。「飲むとなんだかドキドキする」のは、交感神経が働くからなのです。
そして心拍数が上昇することで、快感物質である「ドーパミン」が分泌され始めます。このドーパミンが出ることで人はテンションがあがり、開放的になります。
また、ドーパミンはキスによっても多く分泌されるのだそう。キスをすると幸せな気分になったり、一気にセックスがしたくなったりしますよね。それと一緒なのです。ということは、お酒を飲むこととキスをするということには、似た作用があるのかもしれません。
そしてドーパミンが分泌されると、脳の性欲をつかさどる機関である「視床下部」が刺激を受けます。この視床下部を刺激するドーパミンを分泌できるアルコールは、直接性欲に関係しているといっても過言ではありません。そんな視床下部を刺激されると「セックスがしたい!」と感じるのだそう。
「お酒を飲んだ勢いでヤッちゃった……」というよく聞かれる体験も、うなずける話なんですね。
「赤ワイン」は性欲を刺激する
アルコールの中でも特に性欲を強くさせるのは、赤ワインという説もあります。その理由は完全には明らかにされていませんが、赤ワインに含まれる混合物が血流をよくさせるからなのだとか。
また、赤ワインは女性だけでなく、男性にも効果が。この赤ワインの混合物はなんと、男性ホルモンである「テストステロン」の分泌を増やす効果があるからではないか?と言われています。
さらに、血流が促進されると、男女共に性器への血流も増えます。特に男性の場合は勃起力に影響を与えるので、赤ワインは身体的な性欲促進に一役買っていると言えるでしょう。
セックスレスの原因には、男女の性欲の違いが挙げられます。なぜなら、夜に性欲が高まるのが女性、朝に性欲が高まるのが男性と言われているから。セックスをしたいと感じる時間がずれていると、どちらかが我慢を強いられてしまうのです。
セックスレスに悩んでいる女性がいるなら、彼と夜にワインを飲んでみるのも一つの手かもしれませんね。
「排卵期」の飲酒でセックスマシーンに!?
お酒を飲むだけでも性欲は刺激されますが、女性には「お酒を飲むだけで猛烈にセックスをしたくなる日」があるんだとか。
それは、卵子が卵巣から子宮へ移動する「排卵期」。この時期はプロゲステロンという成分が分泌され、子宮の壁を柔らかくします。ふかふかのベッドを作り、卵子にとってベストな環境を整えている時期、と言われていますね。
つまり、排卵期は受精しやすくなるということ。女性の本能として、精子を受け入れたくなる時期に当たるのです。よって、性欲が強くなるという事になりますね。
元々性欲の強まっているこの時期にお酒を飲むと、いつも以上にセックスがしたくなります。さらにお酒を飲んで理性がふっとんでしまうと、後々後悔してしまうかもしれません。
よって、排卵期には一緒にお酒を飲む相手は、選んだほうが賢明でしょう。特にお酒が弱い女性や、よくお酒に飲まれてしまう……なんて女性は注意が必要。男性には、知られたくない情報ですね。
酒に飲まれず、官能的なセックスを!
しかし、お酒を飲みずぎると、性欲が全くわかない!という話をよく聞きませんか?また、そう感じたことのある人もいるかもしれません。たしなむ程度やテンションがハイになったくらいなら良いのですが、フラフラな酩酊状態になってしまうとなぜか「セックスをしたい」という気持ちにならないのだそう。
それにも根拠があります。適度のアルコールは性欲部門の視床下部を刺激しますが、飲みすぎてしまうとその視床下部がうまく動かなくなってしまうのです。つまり、性欲がなくなってしまう、萎えてしまうということ。これを聞くと「お酒を飲むと勃起しなくなる」という男性が多い理由もうなずけます。
あまりお酒の量が増えすぎると、男性に勃起不全などのEDの症状が出てしまうことも。適量のお酒は、楽しいセックスの味方です。セックスのためにもお酒は、ほどほどにしておきたいですね。