愛があれば大丈夫!?年収が低い彼との「逆玉の輿婚」を徹底検証
自分よりも年収が低い男性との結婚を意味する「 逆玉の輿婚 」。最近は社会的地位や経済力を持つ女性が増えたことで、自分よりも格下の男性と結婚する女性も増えてきています。女子のみなさんは、 逆玉の輿婚 についてどのようなイメージをお持ちですか?
絶対に自分よりも年収が上の男性でなければ嫌!と思う女性もいれば、そうでもないと考える女性もいるでしょう。今後、女性の価値観が変化することにより、婚活の仕方や結婚相手選びの軸も変わってくるかもしれません。
そこで今回は、 逆玉の輿婚 のメリットとデメリットについてお伝えしていきます。
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「 逆玉の輿婚 」どう思う?女子のホンネ
営業マンのキャリア研究Webマガジン「営業Type」が、働く女性に「結婚したい男性像」についてアンケートを実施しました。そのなかで「自分よりも年収が低い男性との結婚についてどう思いますか?」と聞いたところ、67.5%が「年収が低い男性との結婚はなし」と回答。
働く女性が増えているとはいえ、いざ結婚となると「男性に家計を支えてほしい」「養ってほしい」と考える女性は多いようです。
でも現実はそんなに甘くはありません。長引く不況の影響で、「絶対大丈夫!」と思った大企業も破綻が相次いでいます。今は高収入の男性でも、数年後はどうなっているか分からないのが実情といえるでしょう。
これからは夫婦共働きが当たり前の時代がやってきます。婚活をする際、男性の収入だけに目が行きがちな女性は、「逆玉の輿婚」をリアルに考えておくと、相手選びの幅が広がるかもしれません。
逆玉の輿婚 メリット1:夫婦の結束力が高まる
逆玉の輿婚では、お互いに家事と仕事を助け合うことが出来るので、夫婦の絆がより深まるメリットがあります。
高収入な男性と結婚して専業主婦になった女性は、家庭内でなんとなく肩身の狭い思いをしていることが多いもの。旦那さんが稼いだお金から洋服やバッグを買うことに遠慮をしてしまう人も多いようです。
それとは違い、夫婦共働きの場合は、「二人で家庭を作り上げている」という実感が湧くため、自然と助け合いの精神が生まれます。「マイホーム購入の頭金を貯める」「老後の貯蓄をする」など共通の目標を作ることで、より一体感が生まれるはずです。
相手にとって「かけがえのないパートナー」になることができるので、自分の存在意義を強く感じることもできるでしょう。
逆玉の輿婚 メリット2:男性が謙虚で優しい
女性の収入が高い場合、男性は謙虚になります。「いつもありがとう」「俺ももっと頑張るね」と優しい言葉をかけてもらえるのも、逆玉の輿婚ならではのメリット。高収入であることを鼻にかけて、上から目線で接してくる男性と比べると、謙虚な男性は愛おしく思えます。
そしてこういう男性のためなら、「自分も頑張ろう!」と活力が湧いてくるはずです。お互いを思う愛情を再認識して、男性からの優しさを実感できれば、いつまでも円満な夫婦関係が築けるはずです。
逆玉の輿婚 メリット3:夫を応援する楽しみがある
逆玉の輿婚には、頑張る男性を応援する楽しみがあります。現在、収入が低い彼もずっとこのままとは限りません。彼の将来を期待しながらともに頑張ることができれば、格差婚も悪くはないでしょう。
人間は何の努力もせずに手に入れたものには、価値を見いだせないものです。女性のほうがあげまんとなり、旦那さんの収入UPや出世に貢献することで、喜びを分かち合うことができるはずです。「二人でともに高めあえる関係性」は、何物にも代えがたい幸せといえるでしょう。
逆玉の輿婚 デメリット1:女性が変に気を使う
結婚は「生活」をともにするということ。お互いの給料、ボーナス、預金額についても共有する機会がやってきます。そのとき、男性の収入が自分よりも低いと、それに対してどう接していいのか分からずに、気を使ってしまう女性もいるようです。
「私が頑張るから大丈夫」と声をかけるのも男性のプライドを傷つけてしまいそうだし、お互いの収入について何も触れないのも不自然です。
バリバリ働く女性が増えたとはいえ、自分よりも収入が低い男性を目の前にすると「結婚には抵抗がある」と考える人は多いもの。どんなに彼のことが好きでも、お互いの収入に大きな開きがあると、今後の結婚生活に不安を感じる女性は多いようです。
逆玉の輿婚 デメリット2:妊娠・出産への不安
女性は妊娠・出産をするとしばらく仕事を休まなければなりません。産休や育休の制度がきちんと整っている会社なら良いのですが、「制度はあってもなかなか取得しにくい」という実情もよく耳にします。妊娠してつわりがひどい場合には、職場を辞めなければいけない時も出てくるでしょう。
そんな時に、旦那さんの収入が低いと安心して仕事を辞めることができません。「夫の収入だけでは暮らしていけないから、安定期に入ったらからパートをしよう」と思う女性も実際にいるのです。
夫婦ふたりのうちは良いのですが、子どもができて家族が増えてきたら、さらにお金がかかってきます。マイホーム、子どもの養育費、老後の貯金……。お付き合いをしているときは「愛の力があればお金なんていらない!」と思っていたカップルも、いざ結婚してリアルな数字をつきつけられると「逆玉の輿婚がこんなに大変なものだとは思わなかった」と愕然とする女性もいるようです。
結婚は生活であり、生活にはお金が必要不可欠です。そのお金が足りないような人生を歩むことに対しての不安感も、結婚前に持つ女性は多いのではないでしょうか。
結婚生活には「お金」も大切ですが、それ以上に「相手の性格」も重要になってきます。結婚前に相手の年収ばかりを重視する女性がいますが、それでは結婚してもうまくいきにくいことが多いのです。
結婚生活において最も大切なのは、お互いを思いやる気持ちです。相手の気持ちを大切にして、どんなこともふたりで共有することができれば、喜びは2倍に、悲しみや苦労は半分に減らすことができます。たとえ逆玉の輿婚をしても、穏やかで優しい男性に愛情を感じることができれば、末永く幸せな家庭を築いていくことができるはずです。
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