あなたもやってない?女の友情を壊す「さりげない自慢」に注意
女の友情はハムより薄い、なんて言葉もありますが、女の友情が終わる原因のひとつが「自慢話」。マウンティングもケンカの火種になりますが、回りくどい自慢もイラつきを誘うもと。既婚者と女子のように、同じ女でも立場の違うもの同士ではふとした会話で誰かの気分を損ねてしまうこともあります。
さりげない自慢が嫌がられる理由
自慢になるかもしれないけれど、嬉しくて話したいことがある。でも、普通に話すと「え、自慢?(笑)」と思われてそうだからオブラートに包もう……。
自慢話をするならこんな気配りは実は逆効果。話を聞くほうにしてみれば、明らかに自慢とわかる話を聞く上に、話し手の褒めてほしいポイントを察しなくてはいけないという二重の気遣いが必要になります。
褒め言葉が惜しいわけではないけれど、自然と自慢ポイントに気づいたフリをしてそこを褒めたのに「自慢のつもりじゃなかったんだけど」と言われることがあります。中には「自慢と受け取るなんて心が汚れてる!」と謎の逆切れをかましてくる人もいるのも、さりげない自慢が人にストレスを与える理由の一つです。
さらに、彼氏・旦那など男関係における自慢も遠回しにしすぎて腫れ物に触るようなやり方(でも自慢はする)になると、たとえそれが被害妄想と言われても「あなたには無理でしょ?」というニュアンスを感じてしまい、自慢されたほうがみじめになってしまうことだってあります。
もういっそストレートに自慢してくれ……疲れる!という気分になることもありますよね。
気遣いすぎてウザいケースもある
「自慢のし過ぎはNG」。確かにそうなのですが、本当はただ嬉しかったことを話したいだけなのに、それを意識しすぎると「さりげない」を通り越して遠まわしな“察してちゃん”状態なってしまいがちです。
「自慢をするような厚かましい人と思われたくない」と思う心理が働きますが、遠まわしな表現なら自慢にならないわけではありません。行き過ぎるとマウンティングするウザい人から、察してほしがるウザい人になるだけのこと。自慢という、嫌われかねない行動をしたいけど、イヤな女とは思われたくない……こんな心理が見え見えの予防線は、かえって「感じ悪い」と思われるもの。
ストレートに話すことは自慢と取られる危険性もあるけれど、ヘンに気遣いをして「せっかく友だちと会っているのに楽しくない」と思うくらいならひとつ自分の話をしたら一つは相手の話を聞く、というように、人間関係の基本に立ち返ったほうがずっと良いと言えます。
ずっと仲が良かった友だち同士でも、未婚・既婚、子どもの有無、仕事をしているかどうかなど、ライフスタイルの変化で関係がかわるのは女性ならではです。自慢や褒め言葉に気遣いが必要になってくるのは仕方のないこと。
ストレートな自慢は「あんたにはムリでしょ」というニュアンスさえなければ可愛いもの。未婚、既婚、子持ち、子なしと、立場が違えば感じ方も変わってくるのは仕方のないこと。マウンティングと受け取らずに気分よく話をしたいものです。